« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月23日 (火)

ACL/ MCL再建手術日記20(術後8週)

 術後4週でエアロバイクが追加、1カ月振りにリハビリに訪れました。フレックスを使い3時30に会社を出て、病院に着いたのが4時30分。PTの先生から「来ないかと思った」との一言。

 既に曲げ伸ばしは3回ぐらいで130度行ってる感じはしてます。まず伸びの測定。指一本。「伸びてないなあ」との評価。曲げは129度で「OK」。

 「ジョギングしてみるか」とのことで、足踏みジョグから10mの往復ジョグ。ちょっと怖い。今5日間のリハビリメニューとして、1分間ジョグ、1分間ウォークの15分が課せられました。毎日は無理ですが、できるだけトライしてみます。

 更にステッパーx10分が追加。

 装具は医師の指示(「MCLもやってるからねぇ」)で未だ装着してますが、PTからは「会社では外して下さい。むくみの原因になったり、筋力の回復が阻害されますから。」との指示あり。そろそろ蒸し暑くなって来たので助かります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月14日 (日)

ブラジル出張4

 帰りも時間の関係でUNITEDです。サンパウロからは予定通り離陸し、朝方ワシントンへ。ワシントンでは7時間ほどのトランジットがあります。ビジネスのラウンジで時間を潰しますが、食べ物も飲み物もアジアのラウンジに比べると少ないので不満です。

 メールを見たり、議事録を書いたりしながら漸く日本行きの時間になります。

 搭乗予定時刻(昼12時)となり、ゲートは人が一杯。ちょっと離れた所で待っていたので、放送が聞こえませんでしたが、突然人が移動し始めました。ゲートの変更?と思ってカウンターに聞くと「機材不良でキャンセル。出発は明日の9時の予定。あとのことは各クラスのラウンジで聞いてくれ。」とのこと。

 英語のできない同行者がラウンジでぼーっとしてましたので、呼んで一緒に列に並びます。が、ラウンジから外まで出ている列が全然進まない。

 意を決して少し離れた別のラウンジに移動しました。ここでも列はできてましたが、さっきの所の3分の1ぐらい。

 並びながら、PCで代替便を検索します。どこを経由しても明日の朝まで待った方が早そうです。念のため後ろのアメリカ人にも確認しますが、「そうだね」とのこと。こうなるとホテル・食事・タクシー代だけきっちり保証してもらわなければなりません。

 そうこうしていると、お金持ちそうな身なりのおじさんが、「英語ができないので、一緒に交渉してもらって良いですか」と。もちろんです。彼は既に日本語アシスタントサービスに電話して、明日の朝便が最も早いことを確認済みでした。

 我々の番になってカウンターへ。おばさんが超事務的に事を進めます。気になっていたのは服装。サンパウロは夏でコートは持ってきてません。一方ワシントンは冬(マイナス5度)。服が無いから、「空港から近い」「歩かない」ことを要望します。しかしおばさんは確認する風でもなく、「近いし、歩きませんよ」とあきらかに適当に回答。移動はどうする、ときくと外から無料シャトルが出ている、とのこと。ホテルと1500円分のミールクーポンをもらってカウンターを離れます。UNITED最悪!。

 自分は全ての荷物を持っていたので問題なかったのですが、同行者が預けていたので「荷物はどうなる?」と聞くと、「必要なら取り出すが、何時間掛かるか分からない」とのこと。彼は手ぶらでホテルに行くことにしました。教訓、荷物は預けない!

 入国審査を受けて、外に出ます。ロビーの案内カウンターでスタッフのおじいさんにシャトルバスの場所を聞くと、UNITEDのスタッフとは違い丁寧に教えてくれました。

 バス乗り場では丁度出発直前だったので、ちょっと走ってすべりこみセーフ。やっぱり外は寒いので、次のバスを待つのは御免です。

 15分ぐらいでホテルに着きました。ゴルフコース付きのリゾートホテルのようですが、季節外れで客は少ないようです。同じ便の被害者が殆ど。

D1001248  チェックインを済ませ、同行者、おじさんと夕食の約束だけして部屋で休憩します。まだお腹は本調子ではありません。空気が非常に乾燥してます。突然一泊する羽目になったので、下着(パンツ、靴下、シャツ)を洗濯します。

D1001249  景色は荒涼としてますが、空気が綺麗です。アメリカの自然の雄大さを感じます。だって首都の郊外でこれなんですもの。

 ベッドに横になって1時間ほど仮眠を取ります。

  夕食の約束の時間の前に、館内を散歩。高級ホテルらしく、建物は立派ですし、設備も充実しているようです。

D1001246 D1001247

レストランはビュッフェスタイルを選択。内容を見せてもらってから決めましたが、料金が$30で足が出ます。自分はお腹が悪かったので、バーのハンバーガーでも良かったのですが、同行者がここでよい、とのことなので決定。

 飲み物はアメリカでは必ず飲む「サミュエルアダムズ」を注文。プレミアムモルツよりも深みのあう味で、私のお気に入りです。料理は野菜中心にチョイス。

 食事をしながら話をしているとおじさんは、中小光学機器メーカーの社長さんで、いろんな用途の製品を作っているとのこと。非常に興味深い話で、モチベーションをもらえました。出会いっていいですね。

 部屋に戻ると洗濯物は既に乾いてました。明日は5時30分にチェックアウトし、7時にゲート集合です。

 翌朝、クーポンと差額を支払って空港へ。チェックイン不要と思い、セキュリティに並びます。自分の番が来たら「チェックインせよ」との指示。これで追い返されている人の多いこと。ちゃんと案内しとけUNITED!

 チェックインカウンターに並ぶと同じ便のおばあちゃんが。「大変ですよね」と声を掛けると不満たらたらに、「昨日は荷物を取り出すのに2時間掛かった」とのこと。お疲れ様です。

 チェックインしセキュリティを通り、やっとラウンジへ。一応予定通り9時に飛ぶ予定となってます。ラウンジでクッキーの朝食を摂り、ゲートへ。乗れました。

 しかしここでまたトラブル。全員着席した後に、「昨日とは別のトラブルが発生しました」とのアナウンス。電気系統の故障らしく機内の電気が落とされます。外は極寒、中もさむいです。1時間ほど遅れてやっと離陸できました。

 UNITEDからは後日3万円分の(UNITEDでだけ使える)クーポンが郵送されて来ましたが、長旅の疲れとサービスの悪さから2度と乗りたくありません。

 成田に着いてリムジンサービス(成田から家までハイヤーで送ってくれる)で帰宅。長い旅でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月13日 (土)

ブラジル出張3

20080124064032 D1000016 D1000018 D1000019 ]

サンパウロのホテルからの風景。時差があるので、朝早く目が覚めてしまいます。

 時間が日本の逆なので、昼間ブラジルの仕事をして、夜日本と仕事をすることができます(いいのか悪いのかわかりませんが・・・)。

 4日目の今日は約束をしていたお客様が不景気の煽り臨時休業になってしまったので、部屋で資料作り。昨日の夕食以降お腹の調子が悪く、下痢の症状が悪化してます。スパゲッティは同じものを食べた人が平気だったので、ビールが腐っていたか。「冷たい腐ったビールを避ける」ことなんて想像できませんよね。

 昼食時にホテルから出て近くのショッピングセンターへ。そこでボサノバ50周年の記念CD(3枚組み)を買いました。2500円くらい。

 飯でも食おうと思いレストラン、フードコート、マクドナルドを覗いてみるとどこもすごい人で、混み合ってました。並ぶのもいやなので、結局ホテルに戻りレストランで軽く食事。

 昼以降も仕事を続けて、夜は絶食しました。

 翌日(5日め)はお客様を一件回って、最大の目的であるパートナー企業との打ち合わせの予定です。資料がしっかり準備できていたので、論点を明確にし、有意義な議論ができました。

 今日は朝から夜までほぼ絶食。夜は何かのため、と思って持ってきたカロリーメイトを半分食べました。症状は悪化の一方で食欲がありません。

 6日目は需要家訪問と流通業との打ち合わせ。やっとお腹の調子が戻ってきた感じ。それでも殆ど食べられません。砂糖入りコーヒーでカロリー補給している状態。

 7日目は土曜日ですが、現地駐在員とのまとめ会議を午前中にやって、午後から車で1時間半ぐらい離れたサントスという海岸の町に行きます。我々の商品はサントス港で揚げて陸路サンパウロまで持ってきますので、道路の状態も見たかったのです。

 道路はよく整備されていて問題なし。2008年はブラジル日系移民100周年にあたるので、サントス港からサンパウロまで移動した先輩達の苦労に思いをはせます。

 サントスはグアムかハワイか、といった感じの街並みで歩いている人も大胆の水着が多く、「やっとブラジルに来た」という印象です。海岸近くのシーフードレストランでこれでもかっという量の料理を食べ、サンパウロに戻ります。

D1000012 D1000013 D1000014

 「リベルタージェ(自由区)」と呼ばれる日本人街に寄り道しました。100周年イベントで知らない演歌歌手がステージで歌ってました。

 ここは当然日系人が多いのですが、驚くのは女性の服装です。顔は日本人そのものなのに、結構肌をあらわにする服装がおおいので、どきっとすることが多いです。文化の違いですなあ。

 ホテルで少し休憩してから空港に向かいます。帰りはワシントン経由の予定ですが・・・、事件発生です。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月12日 (金)

ブラジル出張2

20080121061506 イパチンガの朝。地球の反対側にいると思うと、感慨深いものはありますが、人々の生活は変わりません。

 朝から打ち合わせ、昼は近くでキロメシ(ビュッフェスタイルで重さで課金される)。肉好きの私は嫌いじゃないです。夕方の便でベロホリゾンテに移動。

 夕食はステーキチェーンのOUTBACK。何年か前にグアムで行って依頼です。地元のスタッフ達はあまり知らないようでしたが、味には満足してました。

 翌日はお客様を回って打ち合わせ。昼食はまたもやシェアラスカリア。流石に飽きがきます。

 提携先の本社に移動し、日本からの派遣者に合流。生活環境、仕事のスタイルも違う中で大変苦労されてます。彼は赴任して数ヶ月ですが、大分言葉も覚えて、コミュニケーションしていました。

 自分も人生のうち一度でもそういう経験をしてみたいとは思ってます。急がないと旬を逃すぞ!

 夜の便でサンパウロに移動するため、空港へ。空港のレストランで夕食を摂ります。スパゲッティとビールを頼みましたが、スパゲッティが油っぽいのと、ビールが変な味がしましたが、そのまま腹に入れてしまいました(翌日から結構大変なことになります)。

 飛行機に乗り込み定時に離陸。着陸した後のアナウンスで機内騒然。もともとサンパウロのコンゴニャス空港行きの便だったのに、何と天候の関係で車で1~2時間離れたカンピーナス空港に”着陸していた”とのこと。フライト中のアナウンスは一切ありません。

 一応天候の回復を待ってコンゴニャス空港への移動を考える、とのことでしたが、同行していた現地スタッフは”11時で閉まるから無理”との推測でした。30分後、推測は当たり全員飛行機から降ります。

 一応バスは準備してくれるとのことで、タクシーで帰るか迷いましたが、面白そうなのでバスにします。しばらく待って汚いバスに乗ります。ほぼ満員で息が詰まりそうです。雨漏りもしだしたし・・・。ただ現地の方々は文句も言わずに黙って乗ってます。意外とお行儀がいい!

 我慢すること1時間半、やっとコンゴニャス空港に着きました。ここでもまた雇っていた車が来なかったりとトラブル続きで、ホテルにチェックインしたのが2時近くでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月11日 (木)

ACL/ MCL再建手術日記19(Day17) ~祝!退院!~

 0513b朝食もそそくさと食べ荷造り継続。ニンテンドーDSのワンセグチューナーのアンテナを窓ガラスから外します。書き忘れてましたが、DSを落としてタッチパネルが機能しなくなってます。なんとかボタンでできる操作だけで、これまでTVを見て来ました。

 部長回診の日なのでベッドで待機です。U先生から「退院してもリハビリは続けるように。すぐ硬くなるからね。」との御指示。

0513bed  看護師さんが書類も持って来てリハビリ終了後1Fで会計するようにとのこと。ベッドは片付けて、荷物をナースステーションで預かってもらいます。お世話になったベッドをパシャリ。快適な入院生活でした。

 リハビリは昨日のメニュー通り。計測もなく、皆さんに挨拶をしてお別れです。一抹の寂しさが漂いますが、長く居る所ではありませんので割り切ります。

 会計。入院TOTALで30万円 + 装具9万円でキャッシュアウトは40万円でした。ここから健康保険の補助、生命保険の特約、傷害保険が還付されますので、殆ど支出しない算段をしてます。

 それにしても精算に掛かった時間は僅か5分。クレジットカードも使えます。この病院の事務処理能力の高さには毎回感心します。

 病棟に戻ってナースステーションに「払ったよ」という証明書を提出してやっと退院です。一角を借りて着替えをします。17日振りにジャージ以外の服を着ます。

 看護師さんに挨拶をして、腕のID証を切ってもらって、退院です。自分の部屋を覗いたらもう別の患者さんが入られてました。

 電車で帰ろうとも思いましたが、電話で仕事がしたかったのと、荷物が10Kgぐらいあるのと、大事を見てタクシーで帰ることに。1万2千円まで覚悟してます。

 タクシーの中では足を後部座席に伸ばした体制。座席どおり曲げるときついです。ほぼ1時間電話で仕事しつつ、自宅へ。丁度1万円ぐらいでした。

 やっと家に。自宅ではこれから語学学校に行く妻が迎えてくれました。

 こうして人生初の入院生活を終えました。

 日記の中でも触れましたが、得難い経験をしたと思ってます。大病をすると人生観が変わると言いますが、私の場合死の淵までは行ってませんが、大きく3つのことを持って帰ってきたと思います。

  • 看護師さんの献身的な姿に感動。→困っている人の役に立ちたい。
  • 当たり前の生活ができる幸せを実感。→健康だからこそできることをやりたい。
  • 人間はどんな環境にも慣れて、満足してしまうということ。→自ら機会を創出し、機会によって自らを変える。

先生、看護師の皆さんはじめ、リハ仲間、掃除のおばさん、ドトールのお姉さん、売店のおばさん、上司、部下、同僚、妻、全ての方に感謝したいと思います。

ありがとうございました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年6月10日 (水)

ACL/ MCL再建手術日記18(Day16)

0512b 0512l 0512d

朝またU先生が来てくれたので再び退院日を迫ります。すると「明日にしよう」とのこと。「やった!」。その後いらしたN先生にもそう伝えました。

理学療法士に明日退院と報告。午後のリハビリ終了後に退院後の指導があるとのこと。

リハビリ仲間にも報告。「おめでとうございます」といってくれました。同じ日に手術(ACLのみ)した大学バスケ部女子はまだ未定とのこと。社会人だから早めに見切ってくれたのかな。確かにまだ実測で120度までいってないし・・・。

昼も上司と電話会議。色々と部下がサポートしてくれているので助かります。ちゃんと入院前にご馳走してます。

昼のリハビリは曲げに入らず待機。いきなり実測します。95度。最初はそんなもんです。それから15分のヒールスライド後再計測。120度。ノルマ達成です。更に15分のヒールスライド後再計測。124度。

あとは昨日どおりのメニューに加え、階段昇降を勝手に行いました。ゆるい階段は昇り降りができますが、家の階段のよういきついのは昇るのは可能ですが、まだ降りられない。一歩一歩両足を揃えてしか降りられません。左ひざを曲げた状態で維持できない感じです。

メニュー終了後注意点が。

  • リハビリメニューは継続
  • ヒールスライドは曲げすぎない。術後3週で120度、4週で130度。130度以上は曲げてはいけない。
  • 角度の目安としては尻から踵までの距離がこぶし3つで120度、2つで130度。
  • 私の場合は4週で2.5個125度を指導されました。
  • 熱を持ったらアイシングをすること。
  • すべてのメニューができなくてもヒールスライド2セットだけはやって欲しい。
  • ラッシュは避ける。
  • 5Kg以上の荷物は持たない。

退院後は2週間後に外来受診。ACL単独再建の殆どの方がその時にリハビリを受診する、とのことでしたが、私はそれに加えて1週間後のリハビリ受診が必要と言われました。曲がりにくさで苦労してるのと、MCLをタイトに保てているかをチェックしたいらしいです。

明日は午前中だけリハビリして退院の予定です。

病室の皆様に挨拶。アメフト選手とは「復帰後試合を見に行きます」と約束しました。「チケット送ります」と言って頂けました。

病棟に戻ってからは消灯前にシャワー、荷造り。妻に急遽来てもらって不要な荷物をできるだけ持って帰ってもらいます。デイバッグに一杯詰めて重たそう。助かります。

消灯後は資料作り。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 9日 (火)

ACL/ MCL再建手術日記17(Day15)

CPMは何とか0/120を継続中。

U先生が様子を見に来てくれたので、退院の目安を聞きます。「まあ今週中(金曜)かなあ。MCLもやってるしね。」という意見。最短で明日退院(術後2週)の予定をしていたので、仕事を調整する必要が出てきました。

担当のN先生にも念のため「U先生に今週中と言われた」と報告。

リハビリメニューから重り拷問が免除されました。伸展の左右差が指1本で安定指定きたのと、MCLは伸ばしすぎてはいけないようです。

  • ヒールスライド 15分×2set 
  • レッグレイズ(前・横) 重り1.5Kg、30回×3set
  • 大腿四頭筋セッティング(力入れ) 5分x2set
  • 1/4スクワット 5分x2set
  • 歩行訓練 5周x2set
  • アイシング(適宜)

 昼は昼食を摂る前に会社に電話し部下と打ち合わせ、昼食後に取引先と電話会議を行いました。午後のリハビリが終わって後も、電話で会話。夕食まで資料作り。

0511d 夕食後も11時位まで資料を作ってました。基本的にPCがあれば仕事はできるんですよね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 8日 (月)

ACL/ MCL再建手術日記16(Day14)

0510b  今日は2週間振りに外出の予定。妻と昼食を食べに、最寄り駅の商店街に行く予定です。病棟には11時から15時に外出すると届出。

 CPMは0/120。2週間めの目標をなんとか達成しました。

 午前の自主リハビリを11時までに終え、妻が来るのを待ちます。ワクワクします。

 外出時は片松葉杖が義務付けられます。デイバッグを背負って外に出ると暑いぐらいの陽気です。病棟内の平らな地面と違い、外は危険が一杯です。ちょっとした傾斜でも足の負担になります。7~8分で駅前に。結構人通りも多く、立派な商店街です。

 ネットで調べたレストランは11時半からなので、それまで本屋に行きました。格闘技通信と天使と悪魔 (上) (角川文庫) の上中下を購入。暇つぶしです。

0510l  おいしいと評判のレストランへ。肉に飢えてたのでステーキがハンバーグに迷い、結局デミグラスハンバーグに。妻も同じメニュー。

 久しぶりに自分で選んだのと、デミグラスの濃厚な味わい、ジューシーな肉汁に感動です。お米もうまい!量が少ないかなと思いましたが、入院で縮んだ私の胃袋には十分すぎる量となりました。

 2週間の禁欲生活のお陰で、何にでも感動できるようになってます。お坊さんが山にこもって修行するのはこのためなんだろうな。

 食後は喫茶店でコーヒーを飲みながら、早くも夏休みの予定について妻と協議しました。毎年妻は実家に帰ってますが、今年は自分も親の顔を見に双方の実家に帰省する予定です。

0510  結構歩いたので、特に患足のふくらはぎが疲れてます。あと健足も。最後にちょっと頑張って病院近くの公園でボーっとします。病室とは違って開放感に浸れます。周りを見ると入院患者らしき人も家族や友人と寛いでいます。

 普通の生活のありがたみを感じた外出でした。お世話になっている看護師さんたちにお菓子でも買って帰ろうと思いましが、適当なものが無くて断念。

 病棟に戻って看護師さんに「良い気分転換になりました。薦めてくれてありがとう!」とお礼を言いました。

 午後のリハビリはサボり、膝を冷やすことに専念しました。

0510d

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 7日 (日)

ACL/ MCL再建手術日記15(Day13)

0509b 0509l 0509d

今日は土曜日なので自主リハビリを実施。重り拷問もだいぶ楽になってきました。

昨日大勢退院されたらしく、病院は静かです。

0509  膝のキズはこんな感じで、膝下で6センチ、膝横で4センチほど切開してます。膝下の切開は膝蓋腱の切除とMCLの再建に必要だったと思われ、ACL再建のみの患者さんにはありませんでした。

 一部キズが開いてましたが、看護師さんに聞くと中から縫ってあるので大丈夫とのこと。ただ気になるので妻にバンドエイドを買ってきてもらって勝手にくっつけておきました(後にはきれいにくっつきました)。

 退院日の決まらない私を気遣ってか、看護師さんが外出を勧めてくれました。事前に申請したら片松葉杖で外出可能とのこと。気分転換に明日の昼に妻と外出することに決めました。こういう優しさも嬉しかったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 6日 (土)

ACL/ MCL再建手術日記14(Day12)

0508b 0508d

撮り忘れましたが昼はカレーでした。久しぶりで写真をとるのも忘れてがっついちゃいました。

 リハビリメニューは変わらず。実測値は屈曲110度、伸展指1本。重り拷問の成果が出ているようです。

 MCLを再建した場合は、緩みを防止するため伸展を慎重に行う必要があるとのこと。病院によっては30度の屈曲位で固定する所もあるらしいです。一方でACLは積極的に伸ばす必要があり、そのバランスが難しいと理学療法士の方が仰ってました。ここは彼女の経験に任せるしかありません。

0508 リハビリから戻ると虹が出てました。

 退院日はまだ未定ですが、予定に従って退院指導が看護師により行われました。と言ってもベッドの脇で説明を受けるだけですが。それによると・・・

 1.注意点

  • 膝をひねらない(振り向く、動作を変える時)
  • 重いもの(5Kg以上)は持たない。
  • ラッシュ、階段、人ごみは避ける。
  • 点字ブロックでのつまづき、踏み外し
  • 横断歩道の白線(すべる)

 2.腫れや痛みが発生した時はアイシングを実施

 3.退院後(ACL単独再建のケース)

  • 装具を外して就寝
  • 入浴
  • 飲酒は自己管理
  • 階段昇降は可能

  1ヶ月~ 自転車の運転

  2ヶ月~ 車の運転、ジョギング

  3ヶ月~ ステップ系エクササイズ

  6~9ヶ月 スポーツ復帰

 先は長そうです。

 0507

昨日の足の状態。今日は絆創膏を外して、キズを濡らしてのシャワーが許可されました。

あと若干血が溜まっているとのこと。時間が経てば吸収されるので必ずしも抜く必要は無いが、リハビリ時の肌の突っ張りには効果あり、但し痛い、との説明を受けました。

 夕方に意を決して血を抜くことにしました。処置室のベッドに横になって、先生が太めの針を刺します。痛い。ある程度抜いたら刺したまま膝の中を移動します。もっと痛い。結局20cc程抜けました。確かに突っ張る感じは幾分緩和されたようです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 5日 (金)

ACL/ MCL再建手術日記13(Day11)

0507b 0507l 0507d

0507_2 久しぶりの雨でした。 

連休明け初日とあって、まったりとしたスケジュールから一転です。

  • 採血
  • 部長回診
  • ニーブレイスの受取
  • レントゲン
  • リハビリ室

 が昨日までと違うスケジュールです。

 看護師さんが「新人に採血させたいんですけどいいですか?新人ですけど何人もやってます。」とのご要望。看護師さんの献身振りに感動していた私は迷わず「お役に立てれば」とOK。しばらくして教育係と二人で来ました。教育係が「大丈夫です」と見せた腕には採血した跡が。練習してきたんですね。逆に不安です。

 いきなり血を抜こうとする新人さんに「目的は?」と教育係。きちんと説明頂いて左手を出します。静脈を探る手がぎこちなく・・・。「触ると分かるんですが・・・」という発言に不安が。結局「左のほうが分かりやすいですよ」と差し出して採血。特に問題なく終了。

 教育係の方が「何人もやってますが、実は患者さんは初めてだったんです」と告白。むむう確かにウソでは無い・・・。「この子は一生忘れませんから声をかけてあげてください」と。「問題なかったッス。」というのが精一杯でした。本当はこう励ます言葉を掛けたかったなあ。

 部長回診は触られて、曲げさせられて、伸ばされて、問題なしとの結論。

0508new_brace  新しいニーブレイスを取りに行きます。装着方法を教えてもらって、アルミ製の構造部分を微調整してもらいました。軽くてフィットして快適です。仮ブレイスを返却。これまでありがとう。

 リハビリの午前中は自主練通り。午後に計測が行われどうも伸びの左右差(うつぶせになって左右の踵の高さを比べる)が指2本のままで、伸びが悪いという評価。

0507  これまでのメニューに重りを使った伸ばしが追加。4キロの重りを膝の上において10分我慢します。

これがジワジワと痛く「重り拷問」と命名しました。隣の外国人も苦しそう。エクアドル人でしたが英語が話せたので声を掛けて仲良くなりました。そしたら「No pain, No gain」と。なるほど。一緒に頑張ろう!リハビリは慣れてくると単調なので、仲間ができると励みになります。

 結局10分3setで指1本差に。

 リハビリメニューが改定されました。

  • ヒールスライド 10分×2set
  • 重り拷問 4Kgx10分
  • レッグレイズ(前・横が追加) 30回×3set
  • 重り拷問 4Kgx10分
  • 大腿四頭筋セッティング(力入れ) 5分x2set
  • 重り拷問 4Kgx10分
  • 1/4スクワット 5分x2set
  • 歩行訓練(やっと松葉杖が取れました!) 5周x2set
  • アイシング(適宜)

上記以外に重り拷問を3回/日やることが指導されました。

 病室に戻ると妻が待ってました。そこに看護師さんが4Kgの重りを持ってきてくれました。徹底してるわ。この病院。

 あと同室に実業団アメフトの選手が入院してきました。アキレス腱断裂で明日手術とのこと。同じ大阪出身ということでお話しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 4日 (木)

ACL/ MCL再建手術日記12(Day10)

0506b 0506l 0506d

CPM 0/100。

午前午後の自主リハビリにも飽きて来ました。

 明日は久しぶりにリハビリ室です。

 空いた時間で昔買った英語のペーパーバッグを読んでます。毎日読んでると読む速度が上がっているのが実感できます。いい勉強法ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 3日 (水)

ACL/ MCL再建手術日記11(Day9)

0505b_3 0505l_3 0505d_2 今日はこどもの日、ということで夕食はちらし寿司にかしわ餅が出ました。長らく甘いものを食べてなかったので、おいしく頂きました。普段はあまり甘いものは食べないのですが、久しぶりだとうまかったです。

 天気は相変わらず快晴。

 CPMは0/95。朝は曲がらないので、10分を90度、5分を93度、残り15分を95度、という感じで細かく設定を変えながらやってます。それにしても内側側副靭帯(MCL)の部分が突っ張って痛い。

 シャワーの要領を得て20分まで短縮。洗濯物はまだ妻に持って帰ってもらってます。

 安静時の痛みも殆ど無くなり、入院生活にも慣れて来たところで改めて看護師さんの献身ぶりに感心します。この時代に敢えて人を助ける仕事を選らばれたことだけで尊敬できます。彼女らの何気ない対応一つで気分が変わってくるので、人に影響を与えるという意味でも重要な役割です。この病院の皆さんは明るくて、本当に支えになります。

 一方でサラリーマンたる自分が、どれだけ人の役に立っているかを再考せざるを得ません。広義に考えれば役に立たない仕事なんて無いわけですが、中々手応えを得にくいのも事実です。今年のMission Statementでも述べたとおり、人の役に立つことを心掛けていきたいと思います。

 こう考えるのも、私は命に関わる病気でもなく、選択して入院した幸せな境遇だからです。そういう意味では入院生活は非日常という意味で、これまでの自分を見つめなおす良い機会になりそうです。

 周りには病気や怪我で仕方なく入院している方が殆どですので、ある意味自分の健康な状態に感謝し、困っている人を助けたい、という思いがますます強くなりました。得難い経験をしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 2日 (火)

ACL/ MCL再建手術日記10(Day8)

 食事。0504b 夕食の鶏肉松風焼0504lき(つく0504dねみたいの)がおいしかった。

 

 CPMは0/90。今日で丁度術後1週間なので予定通りに曲がっているようです(結構痛いですが・・・)。

 リハビリの先生が病室まで来てくれました。角度を計って101度。順調のようです。歩き方をチェックし、片松葉杖の歩き方を教えてもらいました。また一つ自由になった気分。CPMは3日後に100度になるように徐々に上げていくようにとの指導もあり。あとヒールスライドも100度(両足を伸ばして、患足の踵が健足の皿の上まで)まで曲がるようになったら、それ以上は曲げず、回数を繰り返すようにとも言われました。

 15:30ぐらいにシャワー。慣れてきて30分ぐらいで終わるようになりました。

 夕方に会社の取引先の方がお見舞いに来てくれました。仕事の話と、入院生活の話をして気分転換できました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 1日 (月)

ACL/ MCL再建手術日記9(Day7)

食事。0503b 昼には好きな赤飯が出ました。0503l 0503d憲法記念日だから?

CPMは0/85。朝は突っ張ってつらいので、0/75から徐々に屈曲角度を上げていきます。

Photo Photo_2  ブレイスについて。膝の装具をニーブレイスといいますが、現在装着しているのは仮のものです。足が腫れてるので、大き目のものを貸してもらってます。まだリハビリ室以外では装着が義務付けられています。とにかく大きいし、重いので不便です。

 連休明けに自分のブレイス(お値段9万円!保険で3割負担でも3万円!)が出来上がります。

 リハビリメニューは変わらず。

 歩行訓練で病棟内を2~3周ぐらい歩いているのですが、殆ど人に出会いません。退院が近い人は外泊できるので、外泊してるのかもしれません。あと意外に連休に合わせて入院する人が少ないことに驚きました。仕事を持っている人なら手術の絶対条件だとおもうのですが・・・。

0502_2 足の状態はこんな感じ。アイスバッグをマジックテープで止めるバンテージで固定してます。このバンテージが重宝してます。この状態で歩けますから。何年も前に買った物なのでブランドを忘れましたが、一応膝用だったことは覚えてます。

 ベッドではこんな感じで寛いでます。0502bed_2

 今日から傷を保護してシャワーを浴びれます。シャワー室は同じ階にあり、8:30-20:00まで使用可能。膝をサランラップで包んでガムテープで上下を止めて防水します(膝が曲がらないので準備が結構大変)。

 シャワー室内には介護用の椅子があるので、それに座って体を洗います。体は毎日拭いてましたが、7日ぶりのシャワーなので気持ちよかったです。

 浴び終わった後も、体を拭いたり、膝が濡れないようにラップを外したり、包帯を巻いたり(足の甲から腿の真ん中ぐらいまで2本の包帯で圧迫している)してひと仕事です。結局40分ぐらい掛かりました。

 部屋に戻ると会社の先輩が見舞いに来てくれた形跡が。本と置手紙がありました。お会いできなくて残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »